愛知県史について

資料編15 近世1 名古屋・熱田

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資料編15 近世1 名古屋・熱田

菊判、布クロス装、函入り、1,036ページ
販売価格 5,000円(税込)
平成26年3月発行
目次(PDFファイル)がダウンロードできます。

1 城下町名古屋とその周辺地域の人々の暮らしや生活・文化

 対象地域を現名古屋市域とし、城下町として発展した名古屋、門前町・宿場町として発展した熱田に住む人々の暮らしや生活・文化を明らかにする史料を収録しました。京都・大坂・江戸に次ぐ規模を誇った近世の名古屋を、多様な史料から明らかにしました。

2 「鳴海」を特集

 名古屋の影響を受けつつも独自性を持つ地域として発展した「鳴海」を特集しました。鳴海代官所が置かれた政治面、宿場町や酒造業の発展などの経済面、芭蕉とゆかりの深い文化面の三点から鳴海を位置づけました。

3 経済と交通

 名古屋・熱田地域の経済の中心である商業に重点を置き、消費地としての名古屋にも着目しました。また、東海道、美濃路、佐屋路などの陸上交通網や、伊勢湾を経由し熱田湊から堀川へと繋がる水上交通の設定や維持管理、輸送の実態を明らかにしました。

4 社会と文化

 産業・流通の発展による、都市とその周辺地域との人・モノの往来の活発化による都市・農村の不安定要因の増加や幕末の世相等を動態的に示す史料を収録しました。また名古屋という都市が持つ文化的な特徴、幅広い階層の町人が享受する文化のあり様、名古屋とその周辺地域との文化の交流に重点を置きました。

【付録】「御天守上見通図」個人蔵、「鳴海古図」愛知教育大学附属図書館蔵

 「御天守上見通図」は、名古屋城天守最上階から見渡せる三六〇度の風景を円形に描いた絵図です。「鳴海古図」は、鳴海宿を東海道に沿って全体を描いたものです。

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