当館の紹介

設置目的

県の諸活動や歴史的事実を記録した公文書は、県民共有の知的資源であるとともに、県政が適正かつ効率的に運営されるよう、その歩みを後世に伝える貴重な歴史的資源です。
愛知県公文書館は、そうした歴史的価値のある県の公文書その他資料を収集し、整理し、及び保存するとともに、その活用を図り、もって学術及び文化の発展に寄与することを目的として、1986(昭和61)年に開館しました。

施設概要

所在地

〒460-8501
名古屋市中区三の丸2‐3‐2
愛知県自治センター7・8階

施設の規模

総面積2,166.12 m2
書庫1,027.29 m2
開架室201.80 m2
閲覧室285.48 m2
展示室112.80 m2
事務室等538.75 m2

7階部分・・・・・閲覧室、展示室、書庫
8階部分・・・・・事務室、会議室、整理室、書庫
資料の収蔵能力 約29万冊

愛知県自治センター 施設図

閲覧室

閲覧室

展示室

展示室

書庫

書庫

業務内容

収集・整理・保存
  • 公文書:県の知事部局及び行政委員会等が作成・取得した公文書の中から、歴史的価値のあるものを選別・収集しています。収集した公文書は、くん蒸(殺虫・殺菌)及び簡単な修復作業(金属類の除去、表紙の補修、保存箱への収納等)を施し、簿冊ごとに件名目次を作成して整理、保存します。
  • 刊行物:県の機関が発行した行政刊行物や市町村史誌等の刊行物の収集、整理、保存しています。
  • 古文書・私文書:県に関わりのある歴史的価値のある古文書等を寄贈または寄託により受け入れています。
利用
  • 所蔵資料を検索するための目録を作成し、インターネットで公開しています。また、原本を保護するため、必要に応じてマイクロフィルムや複製資料、デジタル画像などを作成し、利用に供しています。
  • 公文書については、原則として事案の完結から30年を経過したものから利用できます。刊行物、その他の資料については、整理が終わり次第利用できます。
展示
  • 企画展:年1回、テーマを決めて開催しています。
    「過去の展示テーマ」はこちら
  • 常設展:企画展開催の時期以外には、常設の展示を行っています。愛知県の成立や主な所蔵資料の紹介、古文書コーナー等も設けています。
調査研究
  • 所蔵資料の内容、保存状況、歴史等についての調査研究を行っています。

所蔵資料の紹介

本館所蔵公文書

本庁や地方機関、行政委員会等で作成された文書で、保存期間を満了したもののなかから歴史的価値のある公文書を選別、収集し、保存しています。ただし、戦前の文書については、昭和13年の県庁舎移転の際や、戦時中に大量廃棄され、現在はわずかしか残されていません。

また、事案の完結後30年を経過していないもの、個人や団体の秘密保持や公益上の理由から利用が不適当なもの、原本の古いもので破損・損傷のおそれのあるものなど、利用を制限しているものもあります。

閉架書庫に整理・保存されている「公文書」

閉架書庫に整理・保存されている
「公文書」

藩庁・郡役所文書等

藩庁文書

明治初期において名古屋藩が作成した文書で、旧尾張藩時代から引き継いだものや廃藩置県以後の記録も含まれています。
名古屋藩における職制・藩制等の改革に関する一連文書や、新政府への報告書等があります。
右写真は、当時藩政執務を行っていた「政事堂」において記録された日記の原本「政事日記」です。

「政事日記」

「政事日記」

郡役所文書

郡役所は、県と町村の間に位置し、地方行政を行う機関として明治11年に設置され、大正15年に廃止されました。
右写真は、知多郡役所で作成された「知多郡農具図」です。彩色された絵が描かれており、農具の使用状況から農具の寸法や材質、使用方法等まで詳しく記述されています。

その他

戊辰戦争に際して名古屋藩が募集した草莽諸隊の旧隊員による士族復籍運動をめぐる文書や、明治期の学務課文書などの古い県庁文書があります。

「知多郡農具図」

「知多郡農具図」

地籍帳・地籍図

地籍帳

小字名、地番、地目、反別(面積)、地価、地種等が記載されています。

地籍図

村界、字界、字名、一筆ごとの土地区画形状、地番、地目等が書き込まれ、池川・堤・道路等は色分けされています。縮尺1200分の1で、原則として1村が全図として1枚の和紙に描かれています。
なお、地籍図は、原本保護のため複製図での御利用となります。

地籍帳・地籍図

明治17年頃、地籍編さん事業により村ごとに作成されたもので、一部欠けているところがありますが、ほとんどの町村のものがあります。

他機関所蔵複製本

1938(昭和13)年の県庁舎移転に際して廃棄決定された愛知県庁文書は、徳川黎明会から下附願いがだされ、ほとんどの文書が下附されました。その一部が現在、(財)徳川黎明会徳川林政史研究所、国文学研究資料館に所蔵されています。

また、水産総合研究センター中央水産研究所には、水産関係の愛知県庁文書が所蔵されています。

本館では、これら他機関に所蔵されている資料で、愛知の歴史を知る上で必要な資料について、マイクロ撮影のうえ、複製本を作成して利用に供しています。

徳川林政史研究所所蔵「愛知県庁文書」

主に幕末から明治前期にかけての各分野にわたるもので、愛知県成立期における本県の状況がわかる文書が多くあります。

徳川林政史研究所所蔵「旧名古屋税務監督局所蔵史料」

旧名古屋税務監督局(現在の東海財務局の前身)所蔵史料のうち、愛知県に関係する文書。主に江戸時代後期から明治にかけての土地・租税関係の文書です。

国文学研究資料館所蔵「愛知県庁文書」

主に1880(明治13)年から1907(明治40)年頃の兵事、学事、商工、土木関係の文書が多くあります。また、県庁に引き継がれた郡役所文書もあります。

水産総合研究センター中央水産研究所所蔵「愛知県庁文書」

漁業関係文書や町村条例などがあります。

国立公文書館所蔵資料

内閣文庫には、「府県史料」が所蔵されています。そのうちの愛知県に関係するものは23冊で、複製本で利用できます。

修史関係文書

愛知用水史・豊川用水史

「夢の用水」といわれた愛知用水・豊川用水が実現に至るまでの歩みや、通水後の管理と運営、地域開発に関する資料があります。

園芸発達史

昭和56年に刊行された『愛知県園芸発達史』の編さんのために収集された資料です。

議会史

『愛知県議会史』の編さんのために収集された資料です。

刊行物・古文書等

刊行物

県で作成した報告書、各種統計書などの行政刊行物や、県内市町村史誌があります。

古文書等

個人等から寄贈や寄託のあった古文書や私文書など、県に関係のある古い資料があります。

その他

官報や愛知県公報(原本又はマイクロフィルム)、新聞類(縮刷版又はマイクロフィルム)があります。また、他の公文書館、個人等から寄贈のあった県に関係のある刊行物等を整理・分類し保存しています。
「太政類典」や「公文録」など明治初期の国の文書についても、国立公文書館所蔵のものをマイクロフィルム化して利用に供しています。
文書類以外にも、昭和10年に県庁舎改築工事が行われた際の工事図面、昭和13年頃の愛知県庁舎等の写真、歴代知事の肖像画や写真などがあります。

愛知県カラー航空写真は、昭和48年度、50~52年度、57・58年度に撮影された3種類があります。
このうち昭和48年度撮影と昭和50~52年度撮影のものについては、愛知県全体をほぼ網羅しています。
これらの写真は、撮影からかなりの年月が経過し、作成時の行政目的を終えていますが、貴重な歴史的資料であるとの見地から平成12年度末に本館へ移管されました。

愛知県カラー航空写真
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