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【4】文化9年1月 熱田前新田開発惣代功分として下付された除地の地分け絵図面

【4】文化9年1月 熱田前新田開発惣代功分として下付された除地の地分け絵図面

基本情報

資料名 【4】文化9年1月 熱田前新田開発惣代功分として下付された除地の地分け絵図面
資料群名 愛知県立大学蔵熱田新田文書(B910002-001)
請求番号/資料名 00-00030-02/熱田前新田御開発惣代巧分江被下置候御除地地分ケ絵図面
詳細情報 熱田前新田御開発惣代巧分江被下置候御除地地分ケ絵図面

解説

 この史料は、文化3(1806)年10月に熱田前新田(現名古屋市中川区・港区)開発に対する褒美として下付された除地(税金のかからない土地)を、文化9年1月に土地の分配を確認したか、土地を再度分け直した際の記録と考えられます。誰にどれだけの土地を分配したのか、絵図面と文章で記されています。
 熱田前新田の開発は、寛政12(1800)年7月から同13年1月にかけて、熱田奉行津金文左衛門胤臣の主導により行われました。史料前半に名前がある「久田宅左衛門」は熱田の庄屋で、「山崎徳左衛門」「小沢屋市左衛門」はその付添人です。3人は熱田前新田の開発工事中に常にかかわっていたことから、その褒美として除地が与えられました。
 この絵図面は【3】と共に【5】の証文に添えて渡されたものと思われます。

※この解説文は、愛知県立大学の学生が博物館学の講義の際に作成した解説文を基に作成しています。

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