基本情報
資料名 | 【12】安政2年4月 熱田新田二十一番割地代金請取につき尾張藩御勝手方勘定所より信濃屋嘉八宛て覚書 |
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資料群名 | 愛知県立大学蔵熱田新田文書(B910002-001) |
請求番号/資料名 | 00-00027-03/覚 |
詳細情報 |
覚 |
解説
この史料は、安政2(1855)年4月に尾張藩御勝手方勘定所から信濃屋嘉八に出された土地代金の請取書です。御勝手方勘定所とは藩の財政を取り仕切る役所です。信濃屋は熱田新田(現名古屋市熱田区・中川区・港区)二十一番割の土地を購入するにあたって金400両を勘定所に納めました。この時購入した土地は井桁屋彦兵衛が嘉永2 (1849)年に尾張藩に差し出したものでした。新田地主がその経営を放棄したため藩が所有していた土地が、新たな新田地主によって経営されることになったと考えられます。
【11】~【14】は関連史料です。
なお、信濃屋嘉八は信濃屋嘉八郎・中井嘉八郎・関戸嘉八と表記されることもあり、信濃屋関戸家の人物であると思われます。信濃屋関戸家については【6】をご覧ください。
また、熱田新田については【16】をご覧ください。
※この解説文は、愛知県立大学の学生が博物館学の講義の際に作成した解説文を基に作成しています。