愛知県史について

別編 民俗1 総説

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別編 民俗1 総説

菊判、布クロス、函入り、1,032ページ
販売価格 5,000円(税込)
平成23年3月発行
目次(PDFファイル)がダウンロードできます。

1 「地域と民俗」

 愛知県の民俗について、分布域の違いや地域的な差異に焦点をあてて日本の中での位置付けを試みました。山をめぐる境界と領域、三河山間部の仲人親、信仰民俗の地域差と真宗、若者宿、津島信仰、修正会・踏歌・舞楽・楽車祭りなどの民俗芸能と地域、衣生活や入浴文化の地域性などについて叙述しました。

2 「伝統と現代」

 過去から現代という時間軸の中に愛知県の民俗を位置付け、脈々と受け継がれる伝統や戦後の、とりわけ高度経済成長期以後の様々な変化、変容について記述しました。南知多町篠島のおんべ鯛、鍛冶・鋳物師・石工の伝統、山林の利用と保全、衣生活の古型、犬頭伝説、山姥物語、葬儀の今昔、名古屋仏壇と職人、島と海の近代化、近郊農村の変容などについて叙述しました。

3 「都市と民俗」

 「尾張」「三河」という地域色では規定することができない「都市」に特有の民俗をとりあげました。伝統的都市に特有の民俗と現代の民俗との関わりをテーマとしました。長屋のくらし、銭湯、犬山町内組織と犬山祭り、名古屋の祭礼と町出入り、津島の町衆と津島祭り、伝統的商家のくらし、職人と伝統工芸、製糸と機屋、金魚と菊人形、盛り場の民俗、都市の接客文化と芸妓、遊蕩の文化などについて叙述しました。

【付録】CD-ROM「愛知県民俗調査資料集成」

 昭和38年に実施された「愛知県民俗資料緊急調査」、昭和52、3年度に実施された「愛知県民俗文化財緊急分布調査」、および平成9年以降、愛知県史編さん委員会民俗部会が実施した「合同調査」に基づく資料が編集・収載されています。

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