別編 窯業2 中世・近世 瀬戸系
1 中世から近世の瀬戸窯を概観
日本を代表する陶磁器の生産地である愛知県の中世から近世の瀬戸窯を中心とし、瀬戸窯の成立と展開に大きな影響をあたえた中世猿投窯、中世尾北・藤岡窯から代表的な139の窯跡を取り上げ、紹介しています。
2 瀬戸窯製品の流通状況を分析
全国の瀬戸窯製品の流通状況が把握できるよう、代表的な67遺跡について出土した瀬戸窯製品の数量を器種別・時期別に集計しました。瀬戸窯製品は北海道から九州まで列島規模で流通しており、全国各地の消費地を調査し、出土した瀬戸窯製品を実見した上でデータ化しています。これらのデータは、瀬戸窯製品に限らず陶磁器の流通研究の基礎資料になるものです。
3 資料34点の実測図と写真を掲載
中世の瀬戸窯製品を中心に、考古学的、美術工芸的にも優れた重要文化財またはそれに準ずる資料34点について、実測図と写真を掲載し解説文を加えました。
【付録】窯跡位置図
窯跡の番号は、「窯跡一覧表」に対応しています。