愛知県史について

資料編19 近世5 東三河

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資料編19 近世5 東三河

菊判、布クロス装、函入り、1,052ページ
販売価格 5,000円(税込)
平成20年3月発行
目次(PDFファイル)がダウンロードできます。

1 江戸時代の豊橋市の資料を発見

 戦災でほとんど無くなってしまった吉田城下町(現豊橋市)の史料を岡崎で発見しました。町民生活や町政が手に取るようにわかります。(第4章)

2 「山」の営みが伝わってくる史料や貴重な「海」の史料を掲載

 奥三河有数の林業家の家訓を掲載しています(史料番号283)。長いスパンでの、林業の営みが記録されています。(第6章)また、渥美郡東伊古部村(現豊橋市)の史料が整理されました。網元や網子の生活実態がわかる史料を多く掲載しています。(第7章)

3 東西に走る東海道:武士の評判記を掲載

 二川宿通行の幕府公用人や諸大名の評判記を掲載しています(史料番号447)。非常に珍しいもので、総じて、武士の横暴さの指摘は、武士の実態と迷惑していた町人の関係を知り得て興味深いです。

4 「ええじゃないか」の史料を掲載

 慶応三年、渥美郡牟呂村で始まったお札降り「ええじゃないか」は東三河の「山」と「海」にも伝播しました。渥美郡畠村(現田原市)・設楽郡下津具村(現設楽町)での「ええじゃないか」の掲載については初めてとなります(史料番号561・562)。

【付録】三河国絵図 「天保国絵図 三河国」(独立行政法人国立公文書館所蔵)「三河国全図」(愛知県図書館所蔵)

 「天保国絵図 三河国」は江戸幕府勘定所によって作成されました。絵図の一隅には「天保九年戊戌五月」の日付などが記されています。「三河国全図」は合計16の支配管轄所ごとに村が色分けされています。

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