資料編8 中世1
1 鎌倉~南北朝時代まで約2世紀の史料を年代順に掲載
古文書・古記録・著作物・経巻聖教類・金石文などのうち、文治元年(1185)から、貞治元年・正平17年(1362)までの地名・荘園・寺社・人物・事件などにかかわる史料1,595点を収録しました。また、巻頭に代表的な史料34点のカラー図版を、巻末には国守・知行国主一覧、花押一覧、出典一覧、解説を収めました。
2 全国の関係史料を調査
荘園領主文書など全国に散在している愛知県関係史料は、可能な限り原本・写真帳・影写本を調査して正確な翻刻を目指しました。
3 「尾張国冨田荘絵図」を収録
荘園絵図やまとまった史料が残されていることで著名な冨田荘は、近衛家が領家でしたが、地頭職が北条時宗から円覚寺に寄進されました。本巻では、同じく北条氏から寄進された篠木荘関係と合わせて円覚寺文書65点を収録しました。絵図は口絵にカラー写真を掲載しました。また、トレース図とともに解題を付し、明治期の地籍図と並べて収録し、読者の便宜をはかりました。