資料編6 古代1
1 「神話・伝承」から10世紀後半までの史料を掲載
「神話・伝承」部に続いて、史料を年代順にまとめる「編年」部として継体天皇元年(507)から永延2年(988)の「尾張国郡司百姓等解文」の直前までの史料を収録するとともに、愛知県関係の木簡全点について、釈文付き写真を掲載。和歌については平安時代末までのものを掲載しました。
2 尾張・三河にかかわるさまざまな資料を掲載
「別編」として系譜・系図、縁起、仏教説話、和歌・歌謡・歌論、木簡、巻末に国司・郡司一覧表、史料解題、人名一覧表を掲載しました。口絵写真は、国宝『古事記』(図版2・3)をはじめ、重要文化財の『日本書紀』(図版1)、『続日本紀』(図版6・7)、『日本霊異記』(図版8)などを収録しています。
【付録】「尾張国正税帳」(正倉院文書)<複製>
尾張国正税帳は、尾張国が作成した一年間の正税の収支決算報告書です。現在、正倉院には天平二年と天平六年の尾張国正税帳が伝存しています。宮内庁正倉院事務所と国立歴史民俗博物館の特別な許可を得て、国立歴史民俗博物館が作製した正倉院文書の精密な複製をもとに、現存する尾張国正税帳の全断簡を表裏とも原寸大・カラーで複製しました。